教えて園長!新玉ねぎと普通の玉葱(貯蔵用)の違い
どうも、園長でっす!
新玉ねぎと普通の玉葱(貯蔵用)って何が違うのかよくわからない!
そういう方のために新玉ねぎと貯蔵用の玉葱の違いについて解説してみようと思います^^
かくいう私も、就農して数年この事実を知りませんでした(笑)
新玉ねぎと貯蔵用の玉葱の違い
新玉ねぎと普通の玉葱の種類は実は同じ
玉葱には大きく分けて【白玉葱】【黄玉葱】【赤玉葱】の三種類があります。
そのうち最も生産量が多い【黄玉葱】がこのふたつの玉葱の正体です。
収穫時期がいちばんの違い
瑞々しくて柔らかい新玉ねぎと、硬くて貯蔵性抜群の普通の玉葱。
そのいちばんの違いは収穫時期にあります。
収穫時期と一言で言っても、1月にとれたから新玉ねぎ、5月にとれたから普通の玉葱というものではありません。
早取りか完熟か
注目したいのが収穫した時の実の熟し方!
葉っぱの状態を見るとよくわかるのですが、
葉っぱがまだ青々としているときに収穫したものが新玉ねぎ。
逆に葉が枯れるまで畑で完熟させたものが貯蔵用の玉葱。
栽培時期の違い
玉葱栽培には【春まき】と【秋まき】の2種類があります。
種をまく時期の話ですが、読んで字のごとく春にまくか秋にまくか。
新玉ねぎは主に【秋まき】が多く、貯蔵用玉葱は主に【春まき】が多いです。
栽培カレンダー
新玉ねぎの発祥の地、静岡県浜松市では9月に種まき、10月に植え付け、1月~3月に収穫となります。
貯蔵用玉葱の本場、北海道では4月に種まき、5月に植え付け、9月~10月に収穫となっているようです。
(JAに問い合わせました^^)
収穫のするまでの期間
新玉ねぎは玉が肥大し、味がのったところで収穫します。
貯蔵用の玉葱は完熟のサインである葉っぱが地面に倒れたところで、根を切る機械を入れます。
根を切り成長を止めることで、消費者が使いやすいサイズのまま乾燥させることができます。
およそ1か月、畑で乾燥させたのち収穫、貯蔵庫で保管し一年中出荷できる体制をとっています。
新玉ねぎは貯蔵性がないので収穫と出荷が同時に行われ各産地で旬があります。
見た目の違い
新玉ねぎは黄色く、貯蔵用の玉葱は茶色い。
これだけ覚えておけば大丈夫です!
味の違い
一番大事なところです。
新玉ねぎは、辛みが少なく、実も柔らかで瑞々しい!
生で食べると甘く、火を通すとトロトロにとろけ玉葱の芳醇な香りが広がります。
貯蔵用玉葱は、辛みがあり、実も硬く、生で食べるには水でさらすしかなく栄養価が流れ出てしまう。
一見デメリットばかりのようですが、辛み成分である硫黄化合物は火を通すと消えてしまうため、完熟させたぶん新玉ねぎより遥かに甘さがあります。
実の硬さは火を通した時の型崩れのなさ。ハンバーグなど食感も楽しみたいときにお勧めです!
そしてなにより圧倒的な貯蔵性!これに限るのではないでしょうか。
各ご家庭で用途により使い分けていただければと思います^^
関連情報
日本で一番早くておいしい【新玉ねぎ】や新鮮野菜を直送|増田農園
静岡県浜松市にある増田農園では、日本で一番早く獲れる新玉ねぎを、産地からあなたの元へ直送いたします。
『遠州の空っ風』と『温暖な気候』の中で育てた玉ねぎは、辛みが少なく、とっても甘みがあるので水にさらさなくても、そのままで召し上がれます。
焼いても煮ても炒めても絶品のジューシーでコクのある新玉ねぎをぜひご堪能ください。
屋号 | 増田農園 |
---|---|
住所 |
〒431-0203 静岡県浜松市西区馬郡町4381 |
電話番号 | 080-6963-8002 |
営業時間 |
9:00~16:00 定休日:土日祝 |
代表者名 | 増田 真一 (マスダ シンイチ) |
info@masuda-nouen.com |